『ホール・ブレイン(WHOLE BRAIN)』を半分読んでみた

国語日記

『ホール・ブレイン(WHOLE BRAIN)』

友人から紹介してもらい読み始めた『ホールブレイン(WHOLE BRAIN)』ですが、とんでもない内容でした。

正直、最初は脳内でキャラが分かれていることなどあるのかと訝しんで読んでいましたが、キャラ3の説明が腑に落ちることが多く、キャラ4の説明を読んで核心を突かれたように衝撃を受けました。
これは確かに私が読むべきものだったと思います。

一言で言うと凄い本です。

私にとって重要なエッセンスを以下に書き出していきます。
これは必要な工程だと思いました。

4つのキャラを認識し、それぞれの役割のどれを選ぶか選択は自分次第

この図の通りですが、落ち込んでばかりいるようなら<キャラ2>がメインの人。タイムマネジメントが得意で細かく自分を管理して仕事をこなせる人は<キャラ1>がメインの人。いずれも左脳の言語思考を中心としたキャラ達です。

一方、楽しいもの好きな<キャラ3>と、宇宙と合一の存在である<キャラ4>は右脳で、映像画像で思考するキャラ達です。

左脳と右脳の感情脳と思考脳核心は160ページから先。<キャラ4>の説明に踏み込んだところから始まります。

163ページより先から

私たちは、考えることもできる「感じる生き物」なのであり、感じることもできる「考える生き物」ではありません。
感情的な<キャラ2>と<キャラ3>の回路は、高次の思考回路である<キャラ1>と<キャラ4>よりもはるかに発達しています。

遺伝子の先人たちからパターン化された反応うや洞察(気づき)を共有するようにプログラムされているのです。たとえば、私たち人間はチンパンジーと99.4%の遺伝情報を共有しており、その遺伝情報の一部には、本能的で防衛的な行動に結びつくものが含まれています。

(中略)

惑星や恒星の動きを支えているエネルギーは宇宙全体や<キャラ4>の意識を造っているエネルギーとまったく同じ。すべてのものを造っている物質には区分けがなく、全てが動いています。人間は宇宙の流れから切り離されているわけではないので、心や感情を集中させ、そのエネルギーを意図的にシフトさせる力を持っています。

祈りの力と、意図を定める力によって、私たちはエネルギーの流れ方を意識的に変えることができるのです。

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これだけ読むとなんのことか分かりませんが、要するにスティーブン・グリア博士の臨死体験と同様のことを言っているのだと思いました。グリア博士も死を経験して、その先にある大いなる宇宙の意識と一体化した人です。

17歳の時に臨死体験をしたスティーブン・グリア博士の話

「目覚めの意識に入ると、死の恐怖がなくなることが分かりました。意識が無限に広がり、宇宙の心の海と融合することができたんです。その経験から、私は何も恐れる必要はない、と知りました」

テイラー博士もそうなったときのことを語ってくれるのですが、書籍ではより細かく体験談が書かれています。それは深い感謝の念に包まれた幸福感の中にあるとのことでした。

これはユングの提唱する「セルフ(自己)」のことであり、普段、意識している「自我」とは別のものです。

176ページから

キャラ1 ペルソナ
キャラ2シャドウ
キャラ3アニマ、アニムス
キャラ4 最高のセルフ

深い瞑想をすることによってこの境地に達すれば、他のキャラ達と連携して高い能力を発揮できるようになる、ということです。

まず、今に集中すること。呼吸を意識し、周囲の音、光、温度など、様々なものに集中していくことで達することができるとのことです。つまり瞑想です。

もっと読み進めてみようと思います。

 

関連書籍『脳はいかにして”神”を見るか』

『脳はいかにして”神”を見るか』
アンドリュー・ニューバーグ、ヴィンス・ローズ(茂木健一郎訳)

関連書籍として、こちらにも興味が湧きました。
値段が高いのですぐ買うことはしませんが、いずれ読んでみたいと思っています。

 

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